小学校高学年(5、6年生)におすすめ 夢中になる本10選 第2弾

 小学校では、クラス担任の先生が、読み聞かせをしたり、学級文庫として本の紹介を積極的にしているクラスの子どもたちは、そうでないクラスと比較すると全体的に読書の冊数が多い傾向にあります。

 あまり本を読まない子は、面白い本、楽しい本を知らないだけなので、面白い本を紹介することにより、楽しい読書の体験をすれば、おのずと本に興味を持つものです。また、身近な大人たちの読書をしている姿を見て育つことによっても、読書への関心が高まると思います。気ぜわしい世の中ですが、大人自身も ゆったり読書に没頭する時間を作りたいですね。

 紹介する本は、親にとっても、小さい時に読んだことのある本だったりします。今の子どもには、ちょっと古臭いかなと思っても、そんなことはありません。長いこと多くの人に支持されてきたロングセラーの本には、素晴らしい力があります。きっと子供たちの心にも残り、大きく成長させてくれるものと信じています。

高学年のお子さんにおすすめの本10選 第2弾

  ー 長く語り継がれた、永遠の名作 ー

冒険者たち ガンバと十五ひきの仲間

 イタチと戦う 島ネズミを助けに、ドブネズミのガンバと仲間たちは船で 夢見が島へ渡ります。しかし、白イタチのノロイが率いるどう猛なイタチの群れの攻撃をうけて追い詰められます。ガンバたちは 海岸の岩山で 力のかぎり戦います。かつて、テレビアニメにもなった作品です。

ふたりのロッテ

 サマーキャンプで出会ったルイーゼとロッテは、見た目がそっくりです。話をしたら、実は双子で、お互いを知らずに別々の町で育ったことがわかります。別れた両親の秘密を知ったふたりは、仲直りさせるために、サマーキャンプからの帰りに、ルイーゼはロッテになって母の元へ、ロッテはルイーゼのなって父の元へ帰ります。二人は、両親に知られないように連絡を取りながら 作戦を進めていきます。

風にのってきたメアリー・ポピンズ

 東風の吹く日に、こうもり傘につかまって空からやってきた ちょっと風変わりな保母さんのお話です。メアリー・ポピンズが来てから、バンクス家の子どもたちの周りでは、魔法のような不思議な出来事がつぎつぎに起こります。笑いすぎて 笑いガスが体に充満して 宙に浮いてしまったおじさんと空中でお茶会をしたり、人間が動物を見るんじゃなくて、人間が動物に見られる動物園に行ったり・・・、とてもユーモアあふれる空想物語です。

源平の風

 人間の世界に興味を持つようになったキツネは、白駒山へ修行に行き 人間に化けるようになりました。白狐魔丸と名乗って人間の姿で暮らし始めます。そこで、「源平の戦い」にまきこまれ、兄頼朝に追われている弟の源義経一行についていき、武士同士の争う様子をみつめて、考えます。歴史上の人物と出会い、どうして人と人が殺しあうのか、身代わりになって死ぬとはどういうことか、など、史実と人間の内面とを興味深く見つめていく 歴史ファンタジーです。

鬼の橋

 平安初期に実在した 少年時代の小野たかむらが主人公のお話です。妹を亡くし悲しみに暮れたたかむらは、ある日 妹が落ちた古井戸に導かれます。そこには、あの世との境目の橋があり、すでに死んだはずの征夷大将軍坂上田村麻呂や、角が折れて人間の心を持ってしまった鬼と出会います。登場人物がそれぞれ持っている宿命が物悲しく、人間の苦悩を描き出しています。

赤毛のゾラ 

 クロアチアの小さな港町で、一人ぼっちになってしまったブランコが 牢屋に入れられてしまいますが、崩れた城をねぐらに暮らしている孤児たちのリーダーのゾラに助けられ仲間になります。そして、孤児たちをいじめる権力者の息子の中学生たちに、立ち向かっていくお話です。金に目がくらんでいる権力者もいれば、貧しいけれども人としての優しさなどを教えてくれる大人たちもいて、孤児たちがさまざまな出会いの中で力強く生きています。

夏の庭 The Friends

 6年生の山下が、祖母のお葬式に出席して、初めて亡きがらになった人を見ました。人が死んだらどうなるのか自分も見てみたい。と友人が言い出し、主人公の本山も巻き込まれて、もうすぐ亡くなるだろうとうわさされている一人暮らしの老人の死ぬ瞬間を見るため、老人を見張ることにします。見張りはすぐに、ばれてしまいますが、老人は3人と関わるうちに だんだん元気になって、お互いの心の距離が縮まります。死をきっかけに、生きるということを見つめる少年たちを描く物語です。映画化もされたお話です。

秘密の花園 上・下

 コレラで一度に両親を亡くしたメアリは、インドから遠いイギリスの田舎のおじさんの家にひきとられます。ある日、屋敷の敷地内でカギを見つけます。その屋敷には、カギがかかったまま10年間 誰も入ったことがない「秘密の庭」がありました。さらにそのお屋敷には、世間からずっと隠されていた いとこのコリンも住んでいました。親からの愛情を受けなかったコリンと、メアリが自然の中で、周りの人の温かさに触れ、成長していく様子が描かれています。名作「小公子」「小公女」の著者 バーネットの作品です。

モモ

 奇妙な格好をした不思議な少女モモ。黙って人の話を聞くだけで、その人が本当の自分を取り戻すという能力を持っていて、たくさんの大人や子どもたちがモモを頼りにするようになります。ある日、「灰色の男たち」が現れ、人々から時間を盗んでいきます。町中の人々はだんだんゆとりのある生活をなくしていきます。少女モモは、時間をとりもどしに「時間の国」へ行きます。

バンビ 森のある一生の物語

 森で生まれた子鹿のバンビが,鳥やリスをはじめとした小動物や、仲間の鹿たちと出会い、交わりながら,様々なことを教えてもらいます。いろいろな体験を通し、成長していく様子を描いています。生死を分ける緊張感や 年長者への尊敬、自然の情景などの描写は、ずば抜けてすばらしいです。

まとめ

 高学年ということで、少々字も小さく、分量も少し多いものを紹介しましたが、中には、最後まできちんと読めそうにないと思う人もいると思います。

 無理することはありません。読んでみて、どうも自分に合わないと思ったら、途中でやめても構いません。

 どんなに評判の良い本でも、自分の好みに合わなかったりします。また、その本と出合う時期ではなかったのかもしれません。一時、時期を置いてから読んでみることをお勧めします。

 

 

 

※ 小学校高学年(5、6年生)におすすめ 夢中になる本10選 第3弾 もご覧ください。

 

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