熱中症の予防と対策、おすすめ冷却グッズ5選で快適に

健康・防災

 暑くなる季節。これから、特に気を付けたいのが、熱中症です。

 そもそも、熱中症とは、高温多湿な環境に、身体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称のことです。めまいや立ちくらみ、顔がほてるとか、手足のしびれ、痙攣、頭痛、吐き気、体がだるい、汗のかきかたがおかしい、体温が高い、真っすぐ歩けない、呼びかけに反応しない、水分補給ができないなどの症状です。

こんな症状が出ていたら、まず涼しいところに移動して、服を脱ぎ、体を冷やし体温を下げる、水分補給する、ひどい時には、医療機関にかかることが必要です。

 体がまだ暑さに慣れていない時に 気温が急上昇するような 5月の暑い日や梅雨の晴れ間、梅雨明け、お盆明けなどが特に注意が必要な時期です。 熱中症にかからないためにも 普段から気を付けたいところです。

熱中症の予防と対策  冷却グッズの活用

熱中症の予防

 熱中症の予防には、暑さに負けない体力づくりが大切です。できれば毎日適度な運動と、バランスの取れた食事十分な睡眠を心掛けたいものです。

熱中症の対策

 毎日の生活の中で、暑さに対する工夫をすることによって、熱中症を防いだり、和らげたりすることができます。

1. 室外では、直射日光を避ける。帽子日傘等を使う。

2. 室内では、窓の開閉、扇風機、エアコンを使用、などして室内環境を快適なものにする。

3. 通気性の良い素材の服、吸水性や速乾性に優れた下着など、衣服を工夫しましょう。

4. 冷却グッズを利用し、体を冷やし、体内にこもった熱を取り去りましょう。

 効率よく体を冷やすには、太い血管が体の表面近くを通っているところ(首元、両脇、腿の付け根)や、動脈と静脈を結ぶ血管があるところ(手のひら、足の裏、頬)を冷やすと良いようです。

 

ただし、冷やしすぎてしまうと血管が収縮しすぎてしまい、効率的に血流が流れていかなくなるので注意が必要です。

冷却グッズの紹介

冷却シート 

熱さまシートや冷えピタ等やたたくと冷える冷却パック、カバンやベビーカーにつける冷感シートなどがあります。

氷枕

 

ネッククーラー

首掛け式扇風機のネッククーラー

PCMを使ったクールリングのネッククーラー

冷却プレートを使った電気ネッククーラー

※冷やしすぎに注意が必要です。

 

冷感タオル

首をひんやり冷やす冷感タオル。水で濡らすことによりひんやり効果を得るものや、振ると冷たくなるタオル、濡らさずに使えるものなどがあります。

水で濡らして絞るだけ。

水で濡らす、絞る、振る。

 

コアクーラー (お勧め)

コアクーラーは、手のひらに装着するストレッチタイプのグローブで、体の中心部の温度である深部体温の上昇を抑制するために、予め冷却した蓄冷剤をセットし、手のひらを適温の12℃で冷やすことで、血液の温度を下げます。コアクーラーは、シャープが開発した「適温蓄冷材」と、デサントが開発したグローブ型の「アタッチメント」を組み合わせた冷却グッズです。

 

いろいろな冷却グッズで涼しく過ごしましょう。

熱中症対策のまとめ 体力づくりとグッズの有効活用

  • 常日頃から、こまめに水分を取りましょう。
  • 大量に汗をかくときには、塩分の補給もしましょう。
  • エアコン・扇風機を有効に使って、睡眠環境を整え、十分な睡眠をとるようにしましょう。冷却グッズをうまく利用し、涼しく過ごしましょう。
  • 暑すぎない季節から 軽いジョギングや散歩など適度な運動で 20〜30分程紫外線を浴びることで、暑さに慣れて、乳製品、卵類や大豆・大豆製品など、たんぱく質のあるものをきちんとった バランスの良い食事をすることにより、暑さに負けない体を作りましょう。体温の調整機能がうまく働くようになると、熱中症の予防につながります。

おいしい水をこまめにのみましょう。

適度な運動をサポート