小学校中学年(3、4年生)におすすめの本、児童書10選 第3弾

 小学校3,4年生のお子さんに 小学生のうちに読んでほしい児童書を選んでみました。読書体験の積み重ねによって、すこし複雑なお話も楽しめるようになります。

 今回選んだ本は、シリーズものなどもあり、次のお話を読んでみたいなと思えるようなものを選びました。

中学年のお子さんにおすすめの児童書 10選 第3

月からきたトウヤーヤ

 山里で、わらじを編んで暮らす わらじばあさん。ある満月の日、月からわらじを求めてきたおじいさんに、わらじを編んであげたところ、トウヤーヤという名の男の子を授かります。おばあさんは、子どもを授かったことを喜び、一生懸命育てます。しかし、おばあさんは、トウヤーヤを育てる苦労で、目が見えなくなってしまいます。そんなおばあさんのために、どんな病気でも治すことができるという金の鳥を求めて、トウヤーヤは冒険の旅に出ます。中国に伝わる民話をもとにしたお話です。

ティリーのねがい

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 ティリーは、人形の家に住む人形一家のメイドをしている木の人形でした。毎日こき使われる生活にうんざりして、家を出ることにしました。途中で出会ったクマのぬいぐるみのエドワードに、使われていない温室へ案内され、そこを気に入り、自分の家として手入れします。人間の世界に入り込んだ描写も、人形の目線で描かれています。人間の出したごみを使って工夫していく様子は、なるほどと思わせてくれます。

 どこかお人形遊びをしているかのような楽しさを味わわせてくれる本です。続編に『ティリーのクリスマス』があります。

おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ

 だれにでも、きらいなことってあるよね。おばあさんリスといっしょに木の上ですんでいる11匹の子リスのうち、末っ子のゲルランゲは、おそうじが嫌いでした。いくら言ってもおそうじを覚えようとしないので、おばあさんはとうとう怒って、それなら出ていきなさい。と言いました。ゲルランゲは、ふろしきづつみをかつぎ、ふりむきもせずに出ていきました。ところが、途中で枝をふみはずし、すとん!と落ちたのは、なんとオオカミの背中のうえでした!

 読みやすい文章にユーモラスな挿絵がたっぷり入っており、繰り返し読みたくなる1冊です。続編に『けっこんをしたがらないリスのゲルランゲ』があります。

びりっかすの子ねこ

 犬屋さんの納屋で、子ねこの兄弟が生まれました。7番目に生まれた末っ子の子猫は小さくて、ひょろひょろでやせっぽっちでした。元気な6人の兄姉の勢いにいつもはじかれて、すみっこでしがみつくのが精一杯でした。そんなある日一匹の老犬と出会います。納屋に戻れなくなってしまった子猫、一晩の冒険の末、やさしい友人やご主人と出会うお話です。
 自分を温めてくれる何かを求めて、さまよう子猫。せつなさ、さびしさ、不安な気持ち、よろこび。簡易な文章ながら、文面の端々から さまざまな心の動きが感じ取れる名作です。

みにくいおひめさま

 むかし、エスメラルダという、ひとりっこの王女がいました。ただひとつのことをのぞけば世界一しあわせな王女でした…。 鼻がつんと上をむき、口はへの字にまがり、目にはかがやきがない、国中の人々が嘆くほど美しくありませんでした。8歳の誕生日パーティーでは婚約者の王子様から逃げ出されるほどでした。

 「うつくしさ」とは、どういうことなのかを考えさせられるます。エスメラルダは、グッドフィット夫人と5人の娘が住む5人の家で9ヶ月暮らしている間に、うつくしい王女に変わります。 魔法を使ったのでしょうか?いいえ、これは魔法ではなく、王女がグッドフィット家での暮らしぶりが彼女を変えたに違いありません。心の美しさが生き方を美しくするということを無理なく教えてくれる本です。

エーミルはいたずらっ子

 エーミルは、青い目にふっくらしたほっぺ、ふわふわで金色のかみの毛の男の子です。スウェーデンの南の方にあるレンネベリア村に住んでいました。かわいらしくて天使のように見えますが、とんでもないいたずらっ子でした。自分ではいたずらをするつもりは全然ないのですが、なぜかエーミルのすることは、全部いたずらになってしまうのでした。かわいい妹のイーダを高い柱につりあげてしまったいたずらも、もとはと言えば、イーダの願いをかなえてあげただけなのです。

 作者の父親が語ってくれたいたずらの数々がもとになって生まれた作品です。続編に『エーミルとクリスマスのごちそう』『エーミルの大好きな友達』があります。

黒ネコジェニーのおはなし1 ジェニーとキャットクラブ

 黒ネコジェニーの家の庭では、ときどきキャットクラブというネコたちの集まりがありました。ネコたちは、笛を吹いたり、ダンスをしたり、自分の得意なことをみんなに見せました。ジェニーも仲間に入りたいけれど、あたしときたら、なんにもできないのだものと、あきらめていました。けれども、やがてジェニーは、だれにもできない素晴らしい特技をみつけます!

 はにかみやの主人公が、グループの中に勇気を出して入っていくことで、世界がどんどん広がります。読者の子どもたちも、気持ちを重ねて読めるので、中高学年の子に人気があります。

なまけものの王さまとかしこい王女のお話

 ナニモセン5世は、毎日ぜいたくな食事をし、ふかふかのベッドで眠り、すべてを召し使い達にやらせました。この国では、代々王さまは、みんなこんな風でした。王さまは、とても太ったナマケモノでしたが、ある時病気になってしまいます。心配したのは、ピンピだけでした。ピンピは、外で遊ぶのが好きな元気いっぱいの王女です。ピンピは、羊飼いのおじいさんから、病気のなおし方を教わりました。まず第一に、何でも自分でやらなければなりませんが、王さまにとって、それは生まれて初めてのことでした。

コロボックル物語① だれも知らない小さな国

 ぼくは、小学校3年生の時に、ひっそりとした美しい小山を見つけ、大好きになりました。小山に何度も行くうちに、ぼくは、不思議なものを見たのです。小山を流れる小さな川に浮かぶ赤い運動靴の中に何かいます。虫?いいえ、小指ほどの小さな人(コロボックル)が2,3人乗っていて、ぼくに手を振っています。あれは、昔ばなしで聞いた「こぼしさま」という小人なのでしょうか?

 読んでいると、自分のそばにもコロボックルが現れるのでは、というという気持ちにさせてくれます。続編に『豆つぶほどの小さないぬ』『星からおちた小さな人』『ふしぎな目をした男の子』『小さな国のつづきの話』があります。

大きな森の小さな家

 今から140年前、北アメリカのウィスコンシン州には、クマやオオカミのいる大きな森がありました。その大きな森の小さな丸太小屋に、ローラは、お父さん、お母さん、メアリー、キャリーと暮らしていました。家族の暮らしは、なにもかもが手づくり。父さんが、鉄砲で鹿を打ってきました。皮をはいで、塩を振り、なめし皮にします。肉は、丸太のうろの中につるし、煙を出して、燻製にするのです。子どもたちもお手伝いをします。

 著者が自分の子ども時代をいきいきと描いた『大草原の小さな家』シリーズは、アメリカの庶民の開拓史といえます。

まとめ

 感動するような内容の深い本と出合えたでしょうか。

 心を動かすような本と出合えれば、自然と本の面白さに引き込まれていきます。今回紹介した本には、シリーズものの続編があったりします。

 次に何を読もうかな、続きの本がないかな、と意欲がわくことを期待して 力のある本をお子さんにすすめていくことが大切だと思います。

 

 

 

※参考文献:キラキラ読書クラブ 子どもの本702冊ガイド

 

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