小学校高学年(5、6年生)におすすめ 夢中になる本10選 第1弾

 小学校高学年になってくると、思春期を迎えようとする時期で、行動範囲も交友関係の広がりもあり、悩みなども増え、思考力や判断力といった能力がさらに身についてくる時期です。

 親より友達との交流を重要とする時期、自分自身や、他者への理解や思いやりを学び成長する時期だと思います。

 読書の経験の違いこそあれ、この時期の子どもたちに与えたい本、求める本も幅広くなってきます。そんな高学年の子供たちに、楽しく読めて、深みのある本を10冊紹介します。

高学年のお子さんにおすすめの本 10選 第1弾

     ー 楽しくなって、どんどん引き込まれるお話 ー

くちぶえ番長

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 ツヨシのクラスに、一輪車とくちぶえの上手な女の子のマコトがやってきました。転校早々「わたし、この学校の番長になる!」と宣言し、みんなはびっくりします。サイコーの相棒になったマコトとツヨシ。くちぶえを吹くと涙が止まる。大好きな番長はそう教えてくれたんだ──。懐かしい子ども時代が蘇る、さわやかでほろ苦い友情物語です。

大きなたまご

 ネイトの家で飼っているめんどりが、見たこともない巨大なたまごを産みます。めんどりが大きすぎて自分では、ひっくり返せないので、ネイトが手伝います。夏休み中、家族とともにハラハラ見守ること6週間。ついにたまごはかえりますが、出てきたのは、なんとトリケラトプスの赤ちゃんだったのです! 信じられない事件に、大騒ぎになっていくアメリカらしさがあふれる夢のある物語です。 恐竜好きの人にも、そうでない人にもおすすめの、痛快な冒険の物語です。

二分間の冒険

 これは、六年生の悟(さとる)に本当におこったことです。体育館をぬけだして、ふしぎな黒ネコに出会った時から、始まります。「ダレカ」は誰か?「確かなもの」とは何か?現実の世界では、たった二分間。でも、 異世界でとても長い冒険が始まります。「老いること」「信じること」「見えるということ」「本当の強さ」「恐れるということ」「責任」「協力すること」様々な物事の本質を考えさせられます。

長い長いお医者さんの話

 チェコの文豪カレル・チャペックの楽しい童話集です。1年かけて大切な手紙を運んだ郵便屋さんの話や、ニワトリはなぜ飛べないのかというお話など、9つの童話集です。長い長いお医者さんの話では、魔法使いのマジャーシュが梅のたねをのどにつまらせてしまい、何とかするためにお医者さんたちの手術会議の相談がとても長くなってしまいます。マジャーシュさんの具合は良くなるのでしょうか。どれも短編集なので、不思議な世界に引き込まれながらも、あっという間に読み終えることができるでしょう。

ぼくのお姉さん

 障害をもった子どもたちをテーマにした、心温まる6話の短編集です。「ぼくのお姉さん」では、ダウン症の障害を持つ姉 ひろが福祉作業所で働いて得た、はじめてのお給料。ひろのすすめでレストランに家族で行くと心温まる出来事が待っていました。表題作他、六人の主人公が体験した胸の奥の痛み。 読み手を悩ませ、考えさせるお話でもあります。

クローディアの秘密

 少女クローディアは,一番お金をためている弟をさそって家出をします.隠れ家に選んだ場所は、ニューヨークのメトロポリタン美術館です。昼間は、見学の子どもたちに交じって見学し、夜は、美術館の中で眠り、噴水で行水をします。2人は,新しい美術品 ミケランジェロ作とされる天使の像にひきつけられ,その謎を解こうとします。

怪盗紳士

 名探偵ガニマールに捕らえられたルパンが、サンテ刑務所からみごと脱走に成功し、計画を実行にうつすという、ルパン初見参の物語です。高慢な大金持ちからは金品をぬすみ、まずしい人には力をかす、フランスの英雄的な大泥棒、アルセーヌ・ルパンの豪華客船プロバンス号での出来事です。

そして五人がいなくなる

 夢水清志郎は名探偵。表札にも名刺にも、ちゃんとそう書いてある。だけど、ものわすれの名人で、自分がごはんを食べたかどうかさえわすれちゃう。おまけに、ものぐさでマイペース。こんな名(迷)探偵が、つぎつぎに子どもを消してしまう怪人「伯爵」事件に挑戦すれば、たちまち謎は解決……するわけはない。笑いがいっぱいの謎解きミステリーです。※内容は「BOOK」データベース」より

自由への道

 アメリカで紙幣にとりあげたい女性の偉人1位に選ばれ、2019年には映画にもなった 元奴隷ハリエット・タブマンの生涯を描いた物語。1830年代末、奴隷として過酷な少女時代過ごし、奴隷主から逃亡。その後、秘密組織「地下鉄道」の一員として、多くの奴隷を救った彼女の生涯を描く。不屈の精神で、自由を追い求めた闘いの物語です。

ぼくらの七日間戦争

 明日から夏休みという日、東京下町にある中学校の1年2組男子全員が姿を消した。 実は彼らは廃工場に立てこもり、ここを解放区として、子ども対大人の戦いがはじまった。女子生徒たちとの奇想天外な大作戦に、本物の誘拐事件がからまり、大人たちは大混乱に陥る。「ぼくら」シリーズの大ベストセラーです。

まとめ

 紹介した10作品は、特に登場人物が読者と同じ年代のこどもたちであることから、話の中にすぐに引き込まれていきます。

 印象深かったのは、”くちぶえ番長”と”ぼくらの七日間戦争”。『夢中になって読めた。』とか、『一気に最後まで読めた。』とか『わくわくしながら、何度も読んだ』等のレビューも多くあります。

 また、”ぼくのお姉さん” では、障害児を受け持つ先生方の大変さと、家族愛に私自身も感動しました。”自由への道” では、奴隷制度というものについて考えさせられました。この2冊はぜひ読んでいただきたいと思いました。

 

 子供を取り巻く環境や、その子の体験によって、同じ本でも感じ方は人それぞれです。本の内容も 登場人物が多くなり、エピソードも複雑になってきていますが、興味のある題材は、物語の中に読者を引き込み 一気に読み通す力を与えてくれます。多くの読書経験を積むことにより、他人のことを考える力や、思いやる心などを豊かに育ててくれると思います。

 

 

※ 小学校高学年(5、6年生)におすすめ 夢中になる本 10選 第2弾もご覧ください。

 

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