2、3歳児向け絵本の選び方
書店に行くと、児童書コーナーにたくさんの絵本が 所狭しと並んでいます。手にもってみると どれも素敵でかわいくて、選ぶのに一苦労してしまいます。どんな絵本を選べばいいのか悩んでいるあなたに、参考にしていただきたいと思います。
安心できるロングセラーの絵本
ずばり、数ある絵本の中で、10年、20年と長年にわたって出版され続けている絵本がおすすめです。
長い間大勢の人に支持され続けているということで、お母さん本人も読んだことがある 知っている絵本だと思います。
いろんな意味で大きな力を持っているからこそ、読み継がれているのです。みんなが知ってる、みんなが良かったと 選んで安心できる本だと思います。
読み聞かせの効果、ポイント
読み聞かせは、絵本を通して親子が自然に触れあえます。
心が安らぎ、聞く力や創造する力、イメージする力、ものを見る眼が養われます。
言葉・語彙が豊かに育ち、他人などを意識することより豊かな心を育てることに大きくかかわりあい、とても良い効果が期待できます。
お子さんとふれあい、優しい声で 心を込めて読んであげましょう。絵を見せながら、読み聞かせしてみてください。途中で質問したり、読み終わってから どうだったなんて感想を聞いたりしないでください。読み終えたお子さんの心は感動でいっぱいです。
お子さんは、人に読んでもらうことで、耳からたくさんの心のこもった言葉を聞き 絵を見て言葉を覚えるのです。聞いて、絵を見て、覚えた言葉をもとにして、イメージすることで楽しむことが読書なのです。
本好きなお子さんを育てるのには、文字は早くから教えないほうがいいようです。文字を覚えて読んでいるお子さんは、文字を読んでいるだけで、絵を読んでいないそうです。文字からその世界をイメージできていないようで、あまり楽しめない、となるようです。 なので、親は早く文字を教えたくなりますが、あわてる必要はありません。親子の触れ合いを大事にして、ちょっと大変ですが、読み聞かせをしっかりしてあげましょう。きっと親子の絆が深まります。
2~3歳のお子さんに 人気作 20選
図書館の幼児向け推薦絵本を参考にロングセラー作品よりリストアップしてみました。
この頃のお子さんは、1歳のころより、ストーリー性のあるものを楽しめるようになってきます。好奇心も旺盛になってきています。見つけたことを誰かに教えたい気持ちで、絵の中から何かを探し出したりします。複雑な絵柄のものが楽しめるようになってきます。しかけ絵本も楽しめます。また、何でも自分でやりたがるようになってきます。
絵本を通して楽しく学びながら、正しい生活習慣を実践出来たらいいですね。
卵からいろんな生き物が生まれる。いないいないばあ的な感じで、卵から動物がでてくるのが楽しいようでとても気にいったみたい。とか、「たまごのなかで かくれんぼしてる あかちゃんは だあれ? でておいでよ。」のフレーズが好きです。とか、何が飛び出してくるか分からないドキドキやワクワク感がこの絵本の魅力だと思うといったコメントがありました。
絵も可愛く、話もわかりやすいため娘も「乗っていいよー」と楽しんで読んでいました。とか、みんなを背中にのせてお散歩。池に落ちちゃっても楽しいねって言える気持ちが素敵だね。とか、「積み上げてから崩れるまで」がユーモラスに描かれていて積み木と同じ感覚で楽しむことができるのかもしれないね。といったコメントがありました。
トイレ中だったり自分で着替えを始めた子たちにピッタリの絵本だと思ったとか、パンツをはいていないたつ君を叱らないお母さんの声掛けがとても素敵です。とか、お母さんが先回りしてパンツをはくことを手助けすることなくおおらかに待っていられるところに母として見習わなくてはと思った等の感想が寄せられています。
ページをめくるごとに気持ちが静かになり眠りに誘い込まれていく感じがしました。とか、読んでいると不思議と寝てしまいそうになるよ。とのコメント。早く寝なさいとイライラするよりも、ゆったりとした気持ちでこういう絵本を読んであげる方が子供も安心して眠りにつけそうです。といったコメントがありました。
みずみずしい絵は本物よりもおいしそうで、食べたくてつまもうとしていました。とか、いちごの絵がとってもリアルでおいしそうです。とのコメント。いちごが実る過程がわかる絵本で面白い。とか、いちご達が話しているのがかわいらしくて我が子のお気に入りの絵本でしたとのコメントがありました。
意外と知らない野菜の断面、よく見ると面白さを感じられます。とか、白黒で描かれているので意外と難しかった。とか、クイズのように楽しめました。など、台所で野菜を見ながら話を膨らませたりして親子で楽しめたようです。
おにぎりを作る様子がリアルでとってもおいしそうだし、にぎる手がなんとも温かみがあって素敵ですね。とか、絵が本当にリアルでおにぎりを食べたくなってきた。といったコメントが多くありました。
リズムがとても良くて、声に出していて本当に楽しい。とか、子供がすっかり覚えてしまって、散歩の途中などに歌うようにつぶやいていました。とか、言葉遊びが楽しいですね。リズム感が変わる楽しみもあってとても心地よい絵本ですね。といったコメントがありました。
『うんとこしょ どっこいしょ』というフレーズが強烈に印象に残ります。とか、わかりやすく楽しめる絵本ですね。とか、幸せな気持ちになる、みんな笑顔になる絵本ですね。といったコメント。園の発表会でこの劇をしましたといって懐かしく思っている方もいました。
大~きな卵を見つけた話で、みんなでなかよく食べる感じが良くって、子供が楽しそうに見ていました。とか、大きなカステラを作ってそれを独り占めせず、みんなで食べるところが、素敵ですね。歌うように読むと子供がめちゃ喜んでくれました。とのコメントがありました。
はらぺこ青むしが食べたあとは、丸くくりぬいた穴で表現されています。その穴に指をいれたり出したりして読みすすめるのが気に入ったようです。とか、知らず知らずのうちに色んなことを学べるしかけ絵本だと思います。とのコメントがありました。
お散歩に合わせて模様が次々と変わる、わたしのすてきなワンピース。明るい気持ちになれる絵本です。とか、シンプルな言葉の繰り返しも楽しい気分になってきます。とか、カラフルなワンピースが可愛くて、朗らかな文章にも癒されます。といったコメントがありました。
おじいさんが落としていった手ぶくろに、いろ いろな動物たちがやってきて入りこむという、信じられない展開に、知らず知らずに飲み込まれてしまう物語です。
保育園で読み聞かせしたら、新しい動物が来るたびに「えーっ」と盛り上がりみんなにこにこしていました。とのコメントもありました。
少年が森を散歩して、動物たちがどんどんついてきてくれる楽しい絵本で、モノクロの動物たちの表情が愛嬌たっぷりで、不思議な魅力のある絵本です。とか、絵は白黒だけどぬくもりがあり、動物たちも個性豊かで楽しい。とのコメントがありました。
動物園のかばくん親子とかめくんのお話で、かばとかめのゆったりとした掛け合いが可愛らしい。とか、子供が好きそうな引き付けられる絵です。とか、シンプルな本だけど詩のようなリズム感がある文章が心地よいですね。といったコメントがありました。
お母さんが編んだ毛糸のチョッキを動物たちが次々と借りていくお話で、簡単な言葉とシンプルな絵で、子供たちは楽しかったようです。といったコメントがありましたが、反対にねずみくんがかわいそうでした。とか、結構ひどい話ですね。といったコメントもありました。
お母さん猫が目を離したすきに子猫が大冒険に出るお話で、イラストがリアルで猫の表情がかわいい。絵がかわいい。とのコメントや猫も人も子を思う母の気持ちは同じですね。といった感想もありました。
絵が抽象的だけどわかりやすく、子供も注目していました。とか、登場人物がみんな『色』で斬新なお話でした。とか、抽象的な絵だけど、生きているように見えるのが、不思議でしたとのコメントがありました。
ティッチの兄と姉を羨ましいと思う気持ちが伝わってきますね。とか、兄弟で一番下の子が感じる思いが伝わって来ますね。といったコメントがありました。兄弟姉妹のいる子どもに是非とも読ませてあげたい絵本ですね。
ねんね絵本ですね。静かにゆったり読むと良さそうです。とか、よせてはかえす波のように、繰り返される短い言葉のリズムが心地良いですね。といったコメントが多く、眠たくなったようです。
作者が外人なので、最後に感謝と祈りを捧げるという宗教的なところに違和感を感じた人もいました。
2~3歳のお子さんの絵本選び まとめ
2~3歳のお子さんは、お母さんやお父さんだけではなく、兄妹や友だちなどの他の人への関心も強くなってきます。
まわりを見て、絵本を見て、まねっこをして、日常の生活習慣も自然と身についていくのではないでしょうか。
一緒に絵本を読んで、顔を見合わせ、言葉をかけることで、自然と笑顔になれる、楽しい読書の時間が過ごせることでしょう。
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