小学3年生が選んだおすすめ楽しい人気本ランキング 15選紹介

誕生日のプレゼントに楽しい本を送ってやろうと 本選びのために書店を訪れました。

中学年の本選びのポイント

低学年においては、絵本の読み聞かせから、本に興味をもち、自分でも読んでみようとする力をつけるための習慣づけが、大切です。

中学年、3年生になっても、まだまだ一人読みがうまくいかず読書に対する抵抗を感じる子もいます。けれど、とにかく夢中になって読めたという体験が読書好きにつながります。

好奇心旺盛のこの時期の子ども達にとって、楽しい、面白い、わくわくするといった本に出合えるようにすることが、大切なポイントです。

つい、子どもたちに読んでもらいたいと大人目線で本を選ぶ傾向がありますが、本を読んだ子供が『面白かったよ。続き(続編)が読みたいな。」と言える本を探してみるのがいいと思います。

短いお話でも、おもしろくて、楽しくて、夢中になれる本、絵がいっぱいでも興味をもって読める本、単純なストーリーだけどわかりやすくて面白い本、などそういった本を読み終えた時の達成感が自信につながり、またほかの本を読んでみたい。という風に習慣化されるはずです。

そこで、子ども目線として、小学生が選んだ楽しい本、”子どもの本”総選挙での人気の本を紹介します。

小学校3年生が選んだ人気本ランキング15選

第4回 小学生が選ぶ ”子どもの本” 総選挙 データベース1000 3年生の欄を参考に 人気の本を15冊ピックアップしてみました。

  1. りんごかもしれない ヨシタケシンスケ
  2. 大ピンチずかん 鈴木のりたけ 
  3. おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典 今泉 忠明
  4. あるかしら書店 ヨシタケシンスケ 
  5. ドラゴン最強王図鑑 健部伸明
  6. ふしぎ駄菓子屋銭天堂  廣島玲子
  7. 給食室のいちにち 大塚菜生
  8. このあとどうしちゃおう ヨシタケシンスケ
  9. りゆうがあります ヨシタケシンスケ
  10. ほねほねザウルス ティラノベビーのぼうけん ぐるーぷ・アンモナイツ 
  11. 四つ子ぐらし ひのひまり
  12. パンどろぼう 柴田ケイコ
  13. 水族館のサバイバル1 ゴムドリco.
  14. おもしろい!進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典 今泉 忠明
  15. ころべばいいのに ヨシタケシンスケ

シリーズものの本や、ユーモラスな楽しい絵の絵本、ヨシタケシンスケさんの絵本が多くランクされていますね。

それぞれ手に取って紹介したいと思います。

りんごかもしれない

 りんごかもしれない ヨシタケシンスケ 2013年 ブロンズ新社

ひとつのりんごをめぐって、次から次へと繰り広げられる、不思議でユニークな世界。見方を変えれば、りんごひとつで無限に遊べる。発想力で楽しく豊かに過ごす方法がぎっしりつまった絵本です。

出典:ブロンズ新社

たった1つのりんごから とってもたくさんのアイディアが出てきて楽しいですね。いろんな角度からりんごを眺めることによって、たくさんの空想を膨らませることができます。ものの見方を考えさせられますね。

 

大ピンチずかん

 大ピンチずかん 作/鈴木のりたけ 2022年 小学館

どれも子供たちの身近に起こるピンチの数々。大ピンチレベルのおおきさを数字で、大ピンチのなりやすさを5段階に分類して紹介しています。

出典:小学館特設サイトより

いろんなピンチが描かれています。イラストもとてもかわいくて、自分も経験したことあるなぁ…と共感しながら楽しんで読めました。

 

おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

 おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典 作/今泉 忠明 2016 年高橋書店

進化の結果 どうしてそうなったの?と ちょっと残念なかんじになってしまった生き物を紹介しています。大人も子供も注目の大人気作品です。

出典:高橋書店

いきものの面白い情報が満載です。ちょっと意地悪な目線だけれど、クスッと笑えるところが面白いですね。友達に、これ知ってる!と自慢したくなるんじゃないかな。

 

あるかしら書店

 あるかしら書店 著/ヨシタケシンスケ 2017年 ポプラ社

あるかしら書店でおじさんに「○○って本あるかしら」と尋ねると、「ありますよ!」と言って奥から出してきてくれます。

出典:ポプラ社

「こんな本あったら楽しいだろうな」っていうアイデアがいっぱい!です。

 

ドラゴン最強王図鑑

 ドラゴン最強王図鑑  監修/健部伸明 絵/なんばきび 七海ルシア 2022年 Gakken

様々な種類のドラゴン 「王者の種族」の頂点に立つのは誰だ! トーナメント戦をイラストで紹介しています。

出典:学研出版サイトより

人気の図鑑シリーズで、空想上の生物であるドラゴンを対戦形式でそれぞれ紹介しています。テレビアニメで放送中で男の子に人気ですね。

 

ふしぎ駄菓子屋銭天堂

 ふしぎ駄菓子屋銭天堂 作/廣島玲子著 絵/jyajya 2013年 偕成社

テレビ番組 アニメで放送中なので、知っていて、読んでみようかなという子もいるようです。幸運な人だけがたどりつける、お店でのお話です。

出典:偕成社

それぞれのお話が短いので、読みやすいし、不思議でおもしろいのでついついのめり込んでしまいますね。こんなお店あったらいいのにね。

 

給食室のいちにち

 給食室のいちにち  著/大塚菜生 イラスト/イシヤマアズサ 2022年 少年写真新聞社

給食室で働く人たちの一日を、時間を追って 給食を作って、運んで、片付けるまでを楽しく学べる本です。

出典:少年写真新聞社

なかなか給食室の見学はできないので、どんな風に給食ができるのか丁寧に書かれたイラストでよくわかりますね。

 

このあとどうしちゃおう

 このあとどうしちゃおう 著/ヨシタケシンスケ 2016年 ブロンズ新社

死んだらどうなる? どうしたい? 死んだ後のこと、生きてる間に考えてみよう。

出典:ブロンズ新社

死んだ後のことをノートに書いていたおじいちゃん。”死”をテーマにしていろいろ考えたことがとても分かりやすく描かれています。

子供が死について考えるきっかけになるのではないでしょうか。

 

りゆうがあります

 りゆうがあります 著/ヨシタケシンスケ 2015年 PHP研究所

子どもがついやってしまういろいろなこと。どれもりゆうがあるんですよね。

出典:PHP研究所POPより

思いもよらない子供の言い訳に ついつい引き込まれちゃいます。いろんなりゆうをつくり出す親子の会話がとても微笑ましいですね。

 

ほねほねザウルス ティラノベビーのぼうけん

 ほねほねザウルス ティラノベビーのぼうけん 作/ぐるーぷ・アンモナイツ 2008年 岩崎書店

食欲旺盛なティラノサウルスの赤ちゃん「ティラノベビー」が、仲間のほねほねザウルスたちと一緒に冒険をするお話です。

恐竜、冒険と男の子が好きな要素が満載の本です。登場人物が全部骨だなんて面白いですね。

 

四つ子ぐらし

 四つ子ぐらし 作/ひのひまり 絵/佐倉おりこ 2018年 KADOKAWA

ひとりぼっちだと思ってた私……、実は四つ子だった!?

別々の環境で暮らしていた4人が 中学入学を機に 共同生活を始めることになりました。 性格の違う4人がどういう風に付き合うのか、子供だけの家庭生活、家族とは、母親の出現などなど、いろいろ勉強になると思います。

 

パンどろぼう

 パンどろぼう 作/柴田ケイコ 2020年 KADOKAWA

お茶目で憎めないパンどろぼうが、今日も事件をひきおこします。

出典:KADOKAWA

カラフルでかわいらしい挿絵が魅力的ですね。パンがとってもおいしそうに描かれています。道徳的なメッセージも含まれていて、子どもの成長に良い影響を与えられると思います。

 

水族館のサバイバル1

 水族館のサバイバル1 作/ゴムドリco. 2020年 朝日新聞出版

『深海のサバイバル』でお世話になったコン博士に招待されて、博士が館長を務める水族館にやってきたジオ、ピピ、ケイの3人が、水族館の中でさまざまな事件に巻き込まれる。水族館や海の生物に詳しくなれる本。

出典:朝日新聞出版

水族館の裏の仕事の大変なところがよくわかる本ですね。笑って読める科学漫画です。各章の間にサバイバル科学知識が掲載されていて、とても勉強になりますね。

おもしろい!進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典

 おもしろい!進化のふしぎ 続 ざんねんないきもの事典 監修/今泉 忠明 2017年 高橋書店

おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典 の続編です。

出典:高橋書店

動物の生態の話はホントに面白いですね。身近な生き物から絶滅した恐竜のことまで、一ページに一種類ずつで、楽しく読めました。ねえねえ、これ知ってると言って話したくなるようなことがいっぱいありますね。子供が喜ぶウンコねたも結構ありますね。

ころべばいいのに

 ころべばいいのに 作/ヨシタケシンスケ 2019年 ブロンズ新社

きらいな人がいて、嫌な気分になったときどうする??

出典:ブロンズ新社

「嫌い」を無理に「好き」にせずに、でもネガティブな気分との付き合い方を考えるって、大人でもなかなかできない。

人間関係、好きも嫌いも自分次第ですね。

 

まとめ

子ども目線で選んだ楽しい本を15冊紹介しました。

どれも楽しい素敵なイラストがあり、長い文章ではないので、とりかかりやすいのではないでしょうか。

また、シリーズものも多く、面白かったからこの続きが見てみたいという風になるのではないでしょうか。

事典、あるいは図鑑という形で、リアルな絵、ユーモラスなイラストが興味をそそるのではと思います。

子供たちが選んだ本なので、子どもたち同士でも、本を介して話題が広がり、友達の輪が広がり、普段の生活も楽しいものにつながっていくのではないでしょうか。