低学年のお子さんにおすすめの楽しい本
デジタルメディアの普及や多忙な生活スタイルなどが影響して、最近、”活字離れ”と言われています。
小さい時に読書の習慣をつけるということは、活字を読むことで得られる 知識、教養、語彙が増え、創造力が鍛えられ、自分の意見を持てるようになるということです。
インターネット、アニメ、動画、ゲーム等 現在の子供たちの周りには、興味をひくものであふれていますが、小さい子供たちには、読書に対する興味、楽しさを味わってもらいたいものです。
ところで、小学校低学年のお子さんを持つ親御さんから、『本を読むことに興味を示さないんですけど、どうしたら進んで本を読むようになるでしょうか?』といったことを聞きます。
読書に対する興味をもつためには
1. 楽しい本を選んであげる
- お子さんの好きなキャラクターやテーマに基づいた本を選んであげましょう。
- 絵本や漫画のように、文字が少なく、イラストが豊富な本から始めるといいでしょう。
2. 読書しやすい環境を整えてあげる
- 静かで落ち着いた場所、快適な読書スペースを作ってあげましょう。
- 親が一緒に本を読んであげることで、楽しさを共有しましょう。
3. 読書を日常の一部にしましょう
- 毎日決まった時間に読書タイムを設けてあげましょう。
- 定期的に図書館や書店に行って、子どもが自分で本を選ぶ楽しみを体験させてあげましょう。
4. 読書を楽しむための工夫をしましょう
- 親の読み聞かせで、物語の魅力を伝えましょう。
- 読んだ後の感想を話し合うことで、本の内容への理解が深まります。
5. ゲームやアプリを活用しましょう
- 絵本ナビアプリやKindleなどの子供向けの読書アプリを利用して、楽しみながら読む習慣をつけることができます。
- 読書をテーマにしたゲームで、興味を引き出すことも効果的です。
これらの方法を試しながら、子どもが本を読む楽しさを見つけられるようサポートしてあげてみてください。
読み聞かせの力、子供に与える効果
1. 言語能力の向上
- 読み聞かせを通じて、子どもは新しい言葉や表現を学びます。(語彙の増加)
- ストーリーを聞くことで、物語の構造や文脈を理解する力が育まれます。(理解力の向上)
2. 情緒的な発達
- 親の声を聴くことで、子どもは安心感や愛情を感じます。
- 物語の中のキャラクターの感情に共感することで、他者の感情を理解する力が養われます。
3. 集中力と注意力の向上
- 読み聞かせを通じて、子どもは、集中して話を聞く力を身につけます。
- ストーリーに興味を持つことで、注意を持続させる力が高まります。
4. 想像力と創造性の刺激
- 読み聞かせによって、子どもは物語の世界を想像し、イメージを膨らませることができます。
- 物語を基にした遊びや創作活動が促されます。
5. 親子の絆の強化
- 読み聞かせを通じて、親子の対話が生まれ、絆が深まります。
- 一緒に物語を楽しむことで、想い出や体験を共有できます。
以上のように、親の読み聞かせは、子供の成長にとって非常に重要な役割を果たしてくれます。
子供と一緒に本を読んで、楽しさを共有しましょう。感情をこめて読んであげると、子どもたちもストーリーの中に自然と引き込まれ、心に残るのではないでしょうか。読み聞かせにより、本の楽しさを伝えてほしいと思います。
読み聞かせから次の段階へ
一人読みのための本、選び方のポイント
自分からすすんで読んでみようと思える本、一人読みの児童書導入時期のお子さまにおすすめしたい、シンプルなわかりやすい内容の本を選ぶために、基本的なポイントを押さえてみましょう。
自分から進んで読んでみようと思える本は、子ども達の興味を引き、楽しさを感じられるものが多いです。
1. 絵本からのステップアップとして
内容がシンプルで、わかりやすい言葉を使ったもの、短編の物語集を選んでみましょう。
短いお話が集まった本は、達成感を得やすく、読み進めやすいです。
2. シリーズもの
続きが気になるシリーズものを選んでみましょう。次の本を手に取りやすくなります。
3. 冒険やファンタジー
ワクワクする冒険物語など子供が興味を持ちやすいテーマを選んでみましょう。
ワクワクするような冒険やファンタジーは、子どもの想像力をかき立て、さらに読んでみたいという気持ちにさせるでしょう。
4. 動物や自然に関する本
動物の生態や冒険を描いた本は、子ども達の興味を引くテーマです。
5. 科学や歴史の入門書
イラストや写真が多く、わかりやすいものは、楽しく学べます。
6. ユーモアや笑いを取り入れた本
おもしろいお話、笑える要素があると、大変興味を持ちやすいです。
7. イラスト
カラフルで魅力的なイラストが多い本は、子どもたちの興味を引き、物語の理解を助けます。
イラストとテキストがうまく組み合わさっている本を選ぶと、子どもが視覚的に楽しめます。
字が多くて難しそうだなという苦手意識を持たないよう、大きめの字で さし絵もたっぷりの 読みやすい本を選びましょう。
読書の習慣づけに、まず家の中の身近なところに楽しそうな本をいつでもとれるように飾って置いたりしましょう。
さまざまなジャンルやテーマの本をそろえておくこともいいですね。きっと興味をもってもらえます。
家でそろえるのが難しい時には、図書館や書店などのイベントなどに参加したりして、他の子どもとも交流したりして、読書を遊びにするのもいいですね。
また、寝る前に読み聞かせをするなど、読書の時間を作ってやることも重要です。
今回、読み聞かせの経験や、学校司書が選んだブックガイド等より、幼児期に良い絵本を楽しんだあとにすすめる物語として10冊、選んでみました。
読み聞かせから一人読み おすすめの本
ふたりはともだち
しっかりもののカエルくんとちょっととぼけたガマくんの2匹のカエルのお話です。短編が5編収録されています。
自然の中でのびのびと過ごす2匹のかえるの様子が四季を通してユーモラスに描かれています。
カエルくんとガマくんの楽しい様子、相手を思いやるやさしい気持ち、とてもいいですね。
何度読んでもこころが温まりますね。
小学校の教科書にも採用されています。
キーワード:カエル 次に『トラのじゅうたんになりたかったトラ』を読んでみたら!
きえた犬のえ
ぼくはめいたんていシリーズの一冊です。
きえた犬の絵を探してほしいと依頼があり、一つ一つ手掛かりを解いて絵を探します。
低学年向けの最初の探偵もの、推理小説といった感じですね。
漢字にフリガナがついているので、はじめての読み物としてもピッタリです。
なぞときの面白さをあじわってもらいたい一冊です。
キーワード:探偵 次に『ふたごのでんしゃ』を読んでみたら!
すずめのくつした
売れ行きの良くない靴下工場のアンガスとすずめたちの物語です。
アンガスの優しい気持ちにこたえるすずめたち、そしてその気持ちがつぶれかけた靴下工場を救うことに。
あたたかい靴下のように、心も温かくなりますね。
挿絵もかわいく、一人読み用におすすめです。
キーワード:プレゼント 次に『どれみふぁけろけろ』を読んでみたら!
はじめてのキャンプ
大きい子には負けないと がんばるなほちゃんの姿に 応援したくなるお話ですね。
いっしょにキャンプに行ったような気持ちで読めます。
キャンプに出掛ける機会が多くなる夏休み前に おすすめの本です。
キーワード:はじめて 次に『たからものくらべ』を読んでみたら!
王さまのアイスクリーム
冷凍庫なんてものがなかった昔のお話です。
いろいろな偶然が重なって、アイスクリームが出来上がる様子にワクワクし、ひきつけられる物語ですね。
アイスクリームが食べたくなっちゃいますね。
キーワード:おかし 次に『おすのつぼにすんでいたおばあさん』を読んでみたら!
大きい1年生と小さな2年生
体は大きいけれど臆病で弱虫の1年生まさやと 体は小さいけれどしっかり者でけんかも強い2年生のあきよの物語です。
初版が50年前発行なので、細かい部分や背景は今の時代には合わないような気がしますが、古さを感じさせない素敵な本です。
ぜひ、小学校1,2年生のうちに出会わせてあげたい一冊です。
キーワード:学校 次に『ペレのあたらしいふく』を読んでみたら!
ふらいぱんじいさん
あるおうちのフライパンのふらいぱんじいさんが旅に出るお話です。
挿絵も魅力的で、動物たちの表情もいいですね。
お話は、全部ひらがなで書かれています。
読み応えたっぷりのお話で、子供たちを楽しませてくれます。
キーワード:道具 次に『おばけのジョージーおおてがら』を読んでみたら!
あらしのよるに
あらしの夜に オオカミと羊が、お互いの正体を知らないまま お友達になるお話です。
真っ暗で相手の顔がわからない中、本来なら通い合うはずもない相手と 心が通じあうやりとり、思いやりのあるやりとりに わくわくハラハラするのではないでしょうか。
気づかないまま別れ、この続きが気になるところですね。
キーワード:オオカミ 次に『なぞなぞのすきな女の子』を読んでみたら!
だいじょうぶだいじょうぶ
おじいちゃんの「だいじょうぶ だいじょうぶ。」 という言葉には、全ての不安を包み込んでくれる様な不思議な強さがあります。
「だいじょうぶ だいじょうぶ。」は、魔法の言葉ですね。
心が落ち着きますね。
やさしさをもらえるような絵本ですね。
キーワード:おじいちゃん 次に『おじいちゃんとおばあちゃん』を読んでみたら!
手ぶくろを買いに
親子のきつねの心温まる物語です。
子ぎつねに町まで手袋を買いに行かせるのですが、人間は恐いと思いながらも送り出す母ぎつね、ドキドキしながら買い物をする子ぎつね、きつねだなと思いながらもちゃんと対応してあげる帽子屋さん、それぞれの心情がよく伝わってきますね。
暖かみのある優しい絵がいい雰囲気を出してますね。
小学校の教科書にも載った作品です。
キーワード:キツネ 次に『おかえし』を読んでみたら!
低学年におすすめの本 まとめ
子どもが本に親しんで、本と仲良くなるためには、子ども自身が『本っておもしろいね。たのしいね。』と感じる体験をすることです。
紹介した物語は、新作ではありません。お父さん、お母さんが子供のころに読んだことのあるものが多いと思います。
その時の感想なども伝えながら、手渡してみてはどうでしょうか。
※読書好きになる楽しい本10選(小学低学年向け)第2弾 もご覧ください。