命を守る必須アイテム ライフジャケット
夏休みに入ったばかりのその日に 川で溺れて亡くなったという痛ましいニュースを今年も目にしました。
川や海など、水辺での遊びは楽しいものですが、特に小さい子供は、20~30cmほどの浅瀬でも一つ間違えば、溺れて命を落としてしまいます。
大げさではなく、子供の命を守るため、水辺での遊びの時は、ライフジャケットを着用することを義務付けたいと思います。必ず着用させてください。
ライフジャケットのタイプ・種類
ライフジャケットは、大きく分けて二つのタイプがあります。浮力体式と膨張式です。
浮力体式ライフジャケット
浮力体式は、浮力体として発泡プラスチック等の固形物がそのまま生地の下に埋め込まれているタイプです。
水に落ちてもすぐに浮くことができるため、パニックになりにくく、子供にはこちらがお勧めです。
膨張式ライフジャケット
膨張式は、水に落ちた時にボンベから空気が出ることにより、浮力体を膨らませるタイプです。
収納性に優れていて、利便性が高いので近年主流となりつつあるタイプです。
しかし、扱い方によっては誤作動を起こしてしまうこともあるため、子供用としては、特にお勧めしません。
オーシャンライフジャケット(タイプⅠ)
開水域(海や大きな湖など)での使用に適しています。
高い浮力を持ち、背中を上に向けて浮かせる設計で、転覆した場合でも顔が水面に出るように設計されています。
近海用ライフジャケット(タイプⅡ)
湖や川などの近海での使用に適しています。
浮力はタイプⅠよりも低めですが、転覆した場合でも顔を水面に出すことができます。一般的に着用しやすいデザインです。
スポーツライフジャケット(タイプⅢ)
カヤック、ボート、釣りなどのアクティビティに適しています。
浮力は、タイプⅡと同程度ですが、動きやすさが重視されており、着用したままでも自由に動けるタイプです。
特定用途ライフジャケット
ウインドサーフィンや水上スキーなどの活動に特化したライフジャケットです。
特定の条件下で使用に適しており、各種のデザインや機能があります。浮力や安全性は、使用目的に応じて異なります。
子供用ライフジャケット
子供用のライフジャケットです。
サイズ、浮力、デザインが子供向けに調整されており、親が安心して使用できるような工夫がされています。
ライフジャケットの安全性
品質が確保されたライフジャケットを選びましょう。安全性を確認する際の注意ポイントは、
浮力の確認
ライフジャケットには、体重別に推奨される浮力が設定されています。浮力試験における規格は、
- 体重40kg以上の子供用 浮力は7.5Kg以上
- 体重が15㎏以上40㎏未満の子供用 浮力は5Kg以上
- 体重が15㎏未満の子供用 浮力は4Kg以上です。
認証マークの確認
日本のライフジャケットには、いくつかの安全基準に基づく認証マークがあります。代表的なものは、
日本工業規格(JIS)JISマーク
日本の工業規格に適合した製品に付与されるマークです。
国土交通省の認証マーク 桜マーク
特定の基準を満たしたライフジャケットに付与される認証で、特に船舶用のライフジャケットに関連しています。
小型船舶に乗船する際に着用するライフジャケットとして安全基準に適合していると認められたもの
JCIマーク(日本小型船舶検査機構)
日本小型船舶検査機構によるライフジャケットの性能が検査され適合していることが確認された場合に表示されるマーク
船舶を利用しないレジャーで着用する際、ライフジャケットとして一定の基準を満たしていると認められたもの
CEマーク
欧州連合(EU)の基準に適合していることを示すマークです。日本国内でも、特に輸入品に対してこのマークが付いていることがあります。
USCGマーク
USCG(アメリカ合衆国沿岸警備隊認証) アメリカの安全基準に適合していることを占めるマークです。輸入品や特定の製品に見られます。
ISOマーク
国際標準化機構(ISO)の基準に適合していることを示すマークです。
品質管理や安全性に関する国際基準を満たしていることを示しています。
素材と耐久性
UV耐性や耐水性のある素材、特に水にぬれることが多いので、劣化しにくい素材が望ましい。
浮力材として、発泡ポリウレタン(軽量で高い浮力を持つ)、発泡ポリエチレン(耐水性があり、浮力も確保できる)。外側素材として、ナイロン(耐久性が高い、軽量摩擦に強い、水に強い)、ポリエステル(UV耐性があり色あせにくい)、ポリ塩化ビニル(防水性が高い、耐久性もある)。内側素材として、メッシュ素材(通気性が良い)。
フィット感
サイズがあっていないと、効果的に浮力を発揮できません。調整可能なストラップがあると、成長に合わせて調整できるため安全です。
正しい着用方法
使用前にライフジャケットの着用方法を理解し、正しく装着することが重要です。誤った着用は、安全性を損なう原因になります。
定期的点検とメンテナンス
使用前に、ライフジャケットの損傷や劣化を確認しましょう。特にストラップヤバックルの状態をチェックします。
使用後は、清掃し乾燥させてから保管します。湿気が残るとカビや劣化の原因になります。
以上のポイントを考慮しライフジャケットの安全性を確保することで、安心して水上活動を楽しむことができます。
子供用ライフジャケットの選び方
子供の大きさに合ったライフジャケット
子供の体重に応じたライフジャケットを選ぶ必要があります。各メーカーには、体重別の推奨サイズがありますので、しっかり確認して選びましょう。
フィット感を調整できるストラップが付いているものを選ぶことが重要です。調整可能なストラップのため、子どもの成長に合わせて使うことができます。
ライフジャケットはサイズが合っていないと、水に落ちた時ににすっぽ抜けてしまう可能性があるので、他の衣類を選ぶ時のように成長をみこして少し大きめのサイズを選ぶことはしないようにしたいものです。
すっぽ抜けを防止するためにも、「股ベルト」があるタイプを選ぶことが重要です。
浮力の確認
子供用のライフジャケットは、十分な浮力を持っていることが重要です。特に小さな子供の場合、浮力が高いものを選びましょう。
デザインと視認性
特に水上では、視認性が重要です。明るい色や反射材が付いていると、万が一の際に見つけやすくなります。
使用目的を考慮
ボートに乗るだけでなく、泳ぐ、釣りをするなどの用途に応じたライフジャケットを選びましょう。
保護機能 首部のサポート
小さな子供用尾のライフジャケットには、首を支えるためのフロートが付いているものもあります。これにより、頭を水面に保つことができます。
以上の点を考慮することで、安全で快適な子供用ライフジャケットを選ぶことができます。
おすすめライフジャケット
高階救命器具 BLUESTORM ブルーストーム ヒューペ 小児用 子供用 ライフジャケット BSJ-212
とてもしっかりとした作りで、安心して魚釣りに連れて行けます。とか、しっかりしていて色もよく目立つので安心して使えそうです。とのコメントがあります。
東洋物産 子供用ライフジャケット小型船舶用救命胴衣TV-12
コンパクトで軽くとても重宝しました。とか、使い勝手がよく、購入して大変満足しています。桜マークが付いていて安心です。といったコメントがあります。
子供用ライフジャケット OBRIEN オブライエン チャイルドNEO USCG ULマーク キッズ 浮き輪
子供用ライフジャケット OBRIEN オブライエン チャイルドNYLON USCG ULマーク キッズ 浮き輪
安全性を考慮し、ジッパー×3つのボディーバックル×股下ベルトを採用
USCG(アメリカ沿岸警備隊)承認、ULマーク付き
子供用ライフジャケット OBRIEN オブライエン チャイルドNEO USCG ULマーク キッズ 浮き輪
安全性を考慮し、ジッパー×2つのボディーバックル×股下ベルトを採用
USCG(アメリカ沿岸警備隊)承認、ULマーク付き
子供用ライフジャケット OBRIEN オブライエン チャイルドNYLON USCG ULマーク キッズ 浮き輪
サポートハンドル付ネックサポートフロートで仰向けで水面に浮かぶ際、頭が水面に沈みません。安全性を考慮し、ジッパー×ボディーバックル×股下ベルトを採用。USCG(アメリカ沿岸警備隊)承認、ULマーク付き
まとめ
子供の命を守るため、水辺での遊びの時は、ライフジャケットを必ず着用させてください。
ライフジャケットのタイプで2種類ありましたが、子供の場合は ぜいひとも浮力体式のライフジャケットを選んでください。
3メーカーの子供用ライフジャケットを紹介しましたが、このほかにも多くのメーカーから多種多様の子供用ライフジャケットが出ています。
値段もお手ごろのものから少々お高いものもありますが、子供の命には代えられません。
安全のために 正しく選んで、楽しい水遊びやサマースポーツを体験させてあげてください。