小学校高学年(5、6年生)におすすめ 夢中になる本10選 第2弾

高学年のお子さんにおすすめの本10選 第2弾

小学校では、クラス担任の先生が、読み聞かせをしたり、学級文庫として本の紹介を積極的にしているクラスの子どもたちは、そうでないクラスと比較すると全体的に読書の冊数が多い傾向にあります。

 

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読書への関心を高めるための手立て

読書への関心を高める手立てとして以下のような方法があります。

読書環境を整える

明るく静かな場所を作り、リラックスして読書できる、快適な読書スペースを整えること。

子供が自分の好きな本を選びやすいように、本棚を整理します。

興味に合わせた本を選ぶ

子供が興味をもっているテーマやジャンル(ファンタジー、冒険、科学など)を見つけその関連の本を提案します。

次の本を読みたくなるように、続きが気になるシリーズの本を紹介します。

読書の楽しさを共有する

家族や友達と一緒に本を読んで感想を話し合う時間を作ります。

自分が読んだ本を紹介し、面白さを伝えることで興味を引き出します。

読書をゲーム化する

読んだ本の数を競ったり、特定のジャンルの本を読むチャレンジを設けたりする。

読書ごとにポイントを付け、一定のポイントに達したらご褒美を用意するなどの工夫をする。

テクノロジーを活用する

スマートフォンやタブレットを使って、電子書籍やオーディオブックを楽しむことができる環境を提供する。

読書を記録したり、他の読者と交流できるアプリを活用する。

定期的な図書館訪問

定期的に図書館に行き、新しい本を探す楽しさを体験させる。

読書イベントやワークショップに参加することで、他の子ども達との交流を促します。

以上のような方法を組み合わせて、子どもの読書への関心を高めることができるでしょう。

 

読書への関心が少ない子、あまり本を読まない子は、面白い本、楽しい本を知らないだけなのです。

面白い本を紹介することにより、楽しい読書の体験をすれば、おのずと本に興味を持つことでしょう。

また、身近な大人たちの読書をしている姿を見て育つことによっても、読書への関心が高まると思います。

気ぜわしい世の中ですが、大人自身も ゆったり読書に没頭する時間を作りたいですね。

ロングセラーの本とは、

普遍的なテーマ 時代を超えた価値

ロングセラーの本は、時代や文化を超えて共感を呼ぶテーマやメッセージを持っていることが多いです。

深い内容

何度読んでも新たな発見があるような深い内容を持ち、読者の成長に応じていろいろ異なる視点から楽しめます。

広範な読者層 多様な読者に愛される

幅広い年齢層や背景の人々に支持されているため、共通の話題として、話しやすくなります。

文化的影響

ロングセラーの本は、文学や文化に大きな影響を与えた作品が多く、その背景や歴史を学ぶことができます。

信頼性

長い間読まれ続けているため、多くの読者からの評価やレビューがあり、選ぶ際に信頼性が高まります。

教育的価値 学びの機会

教育現場でも使用されることが多く、学びや成長に役立つ内容が含まれています。

感情的なつながり

読者に特別な思い出や感情を呼び起こすことがあり、個人的なつながりを持つことができます。

ロングセラーの本は、読むことで得られる価値が高く、多くの人々に愛され続ける理由が上記のようなことです。

 

今から紹介する本は、親にとっても、小さい時に読んだことのある本だったりします。

今の子どもには、ちょっと古臭いかなと思っても、そんなことはありません。長いこと多くの人に支持されてきたロングセラーの本には、素晴らしい力があります

きっと子供たちの心にも残り、大きく成長させてくれるものと信じています。

 

 

長く語り継がれた、永遠の名作

冒険者たち ガンバと十五ひきの仲間

冒険と友情をテーマにした心温まる物語です。

イタチと戦う 島ネズミを助けに、ドブネズミのガンバと仲間たちは船で 夢見が島へ渡ります。

しかし、白イタチのノロイが率いるどう猛なイタチの群れの攻撃をうけて追い詰められます。

ガンバたちは 海岸の岩山で 力のかぎり戦います。

かつて、テレビアニメにもなった作品で、仲間とのきずなや友情が描かれており、協力して困難を乗り越える姿が感動的です。

キーワード:ねずみ  次に『ぼくとくらしたフクロウたち』を読んでみたら!

 

ふたりのロッテ

エリッヒ・ケストネルによる児童文学作品で、特に友情や家族のきずなをテーマにした感動的な物語です。

サマーキャンプで出会ったルイーゼとロッテは、見た目がそっくりです。話をしたら、実は双子で、お互いを知らずに別々の町で育ったことがわかります。

別れた両親の秘密を知ったふたりは、仲直りさせるために、サマーキャンプからの帰りに、ルイーゼはロッテになって母の元へ、ロッテはルイーゼのなって父の元へ帰ります。

二人は、両親に知られないように連絡を取りながら 作戦を進めていきます。

二人のロッテが繰り広げる冒険は、読者を引きこむ要素が満載で、次に何が起こるのかワクワクしながら読むことができます。

自然や環境の描写も豊かです。

キーワード:写真  次に『フランダースの犬』を読んでみたら!

 

風にのってきたメアリー・ポピンズ

P.L.トラヴァースによる児童文学の名作で、特にファンタジー要素が豊富な物語です。

東風の吹く日に、こうもり傘につかまって空からやってきた ちょっと風変わりな保母さんのお話です。

メアリー・ポピンズが来てから、バンクス家の子どもたちの周りでは、魔法のような不思議な出来事がつぎつぎに起こります。

笑いすぎて 笑いガスが体に充満して 宙に浮いてしまったおじさんと空中でお茶会をしたり、人間が動物を見るんじゃなくて、人間が動物に見られる動物園に行ったり・・・、とてもユーモアあふれる空想物語です。

ファンタジーと現実が交差する魅力的な物語で、子供たちだけでなく大人にも楽しめる内容が詰まっています。

キーワード:星  次に『青い図書カード』を読んでみたら!

 

源平の風

斉藤洋によるこどもSF・ファンタジーで、歴史的な背景に神秘的な白狐が登場することで、物語に独特の魅力が生まれています。

人間の世界に興味を持つようになったキツネは、白駒山へ修行に行き 人間に化けるようになりました。白狐魔丸と名乗って人間の姿で暮らし始めます。

「源平の戦い」にまきこまれ、兄頼朝に追われている弟の源義経一行についていき、武士同士の争う様子をみつめて、考えます。

歴史上の人物と出会い、どうして人と人が殺しあうのか、身代わりになって死ぬとはどういうことか、など、史実と人間の内面とを興味深く見つめていく 歴史ファンタジーです。

キーワード:変身  次に『ぼくの・稲荷山戦記』を読んでみたら!

 

鬼の橋

平安初期に実在した、歴史上の人物、小野たかむらの少年時代を描いたお話です。

第三回児童文学ファンタジー大賞を受賞した作品です。

妹を亡くし悲しみに暮れたたかむらは、ある日 妹が落ちた古井戸に導かれます。そこには、あの世との境目の橋があり、すでに死んだはずの征夷大将軍坂上田村麻呂や、角が折れて人間の心を持ってしまった鬼と出会います。

登場人物がそれぞれ持っている宿命が物悲しく、人間の苦悩を描き出しています。

キーワード:歴史  次に『三国志1 英傑雄飛の巻』を読んでみたら!

 

赤毛のゾラ 

フランスの作家エミール・ゾラによる小説で、19世紀のフランス社会を背景に、貧困や社会的不平等をテーマにした物語です。

クロアチアの小さな港町で、一人ぼっちになってしまったブランコが 牢屋に入れられてしまいますが、崩れた城をねぐらに暮らしている孤児たちのリーダーのゾラに助けられ仲間になります。そして、孤児たちをいじめる権力者の息子の中学生たちに、立ち向かっていくお話です。

金に目がくらんでいる権力者もいれば、貧しいけれども人としての優しさなどを教えてくれる大人たちもいて、孤児たちがさまざまな出会いの中で力強く生きています。

社会の現実が生々しく描写されています。特に貧困や労働者の生活がとても詳しく描かれています。

キーワード:友だち  次に『ビーバー族のしるし』を読んでみたら!

 

夏の庭 The Friends

湯本香樹実による小説で、子ども達の成長や友情、死というテーマを扱った感動的な物語です。

6年生の山下が、祖母のお葬式に出席して、初めて亡きがらになった人を見ました。

人が死んだらどうなるのか自分も見てみたい。と友人が言い出し、主人公の本山も巻き込まれて、もうすぐ亡くなるだろうとうわさされている一人暮らしの老人の死ぬ瞬間を見るため、老人を見張ることにします。

見張りはすぐに、ばれてしまいますが、老人は3人と関わるうちに だんだん元気になって、お互いの心の距離が縮まります。

死をきっかけに、生きるということを見つめる少年たちを描く物語で、人生の意味や人とのつながりについて考えるきっかけとなる作品です。映画化もされたお話です。

キーワード:三人組  次に『赤毛のアン』を読んでみたら!

 

秘密の花園 上・下

フランシス・ホジソン・バーネット(「小公子」「小公女」の著者)による児童文学の名作で、孤独や友情、自然の力をテーマにした物語です。

コレラで一度に両親を亡くしたメアリは、インドから遠いイギリスの田舎のおじさんの家にひきとられます。

ある日、屋敷の敷地内でカギを見つけます。その屋敷には、カギがかかったまま10年間 誰も入ったことがない「秘密の庭」がありました。

さらにそのお屋敷には、世間からずっと隠されていた いとこのコリンも住んでいました。

親からの愛情を受けなかったコリンと、メアリが自然の中で、周りの人の温かさに触れ、成長していく様子が描かれています。 

キーワード:ひみつ  次に『あしながおじさん』を読んでみたら!

 

モモ

ミヒャエル・エンデによる児童文学の名作で、時間の大切さや人間関係の重要性をテーマにした物語です。

奇妙な格好をした不思議な少女モモ。黙って人の話を聞くだけで、その人が本当の自分を取り戻すという能力を持っています。たくさんの大人や子どもたちがモモを頼りにするようになります。

ある日、「灰色の男たち」が現れ、人々から時間を盗んでいきます。町中の人々はだんだんゆとりのある生活をなくしていきます。少女モモは、時間をとりもどしに「時間の国」へ行きます。

忙しさに追われる現代人にとって、非常に共感できるテーマが描かれていて、時間の使い方や大切さについて深く考えさせられます。

キーワード:時間  次に『床下の小人たち』を読んでみたら!

 

バンビ 森のある一生の物語

フェリックス・サルテンによって書かれた児童文学の名作で、自然の中で成長する若い鹿の物語です。

森で生まれた子鹿のバンビが,鳥やリスをはじめとした小動物や、仲間の鹿たちと出会い、交わりながら,様々なことを教えてもらいます。

いろいろな体験を通し、成長していく様子を描いています。生死を分ける緊張感や 年長者への尊敬、自然の情景などの描写は、ずば抜けてすばらしいです。

自然の中でのバンビの生活をリアルに感じ取ることができます。動物たちの視点から人間社会に対する洞察も与えてくれます。

キーワード:森  次に『オオカミ王ロボ』を読んでみたら!

 

終わりに

 高学年ということで、少々字も小さく、分量も少し多いものを紹介しましたが、中には、最後まできちんと読めそうにないと思う人もいると思います。

 無理することはありません。読んでみて、どうも自分に合わないと思ったら、途中でやめても構いません。

 どんなに評判の良い本でも、自分の好みに合わなかったりします。また、その本と出合う時期ではなかったのかもしれません。一時、時期を置いてから読んでみることをお勧めします。

 

 

 

※ 小学校高学年(5、6年生)におすすめ 夢中になる本10選 第3弾 もご覧ください。