昨年12月の初めに、熊本の草枕山荘キャンプ場でテント泊をしました。
こちらのキャンプ場を選んだのは、宮崎から長崎に行く途中で手ごろなキャンプ場はないかとWebで検索して、温泉施設が近くにあり、眺めが良いということで決めました。
当日は、宮崎からドライブしながら、熊本でおいしいラーメンを食べることを目的にして昼前に熊本市内に到着しました。お目当てのラーメン屋さんは、特に有名だったようで、お店の駐車場に着いた時には、すでに長い列、駐車場もほぼ満車の状態で、即あきらめて第二希望のラーメン店に行きました。
昼のラーメンを食べるのに手間取ってしまい、観光地を巡ることなくキャンプ場を目指しました。
この時期は、車を走らせる道端、畑のほとんどがみかん畑でした。ちょうど収穫の時期だったようで、色づいたみかんがとても印象に残りました。
キャンプ場には、山側から入ってきたため管理棟がよくわからず、近くの草枕温泉てんすいで、尋ねたところ、こちらの施設が主な受付だったようでした。
管理棟で再度説明等を聞き、テント泊する場所を決めました。
テント泊エリアは、大きく分けて4カ所あります。私たちは、眺めがよくて、トイレ・水場等の施設に近く、車を乗り入れられる場所として、北エリアを選びました。土日ではなく、平日だったためどのエリアもすいていました。
土日だったり、年末年始などは、すでに予約で(草枕山荘部分)いっぱいでした。 テント泊エリアはまだ余裕があったようでしたが、熊本でも とても人気のキャンプ場のようです。テレビ番組でも紹介されていて、私もこの番組を見て決めました。
トイレ、水道施設も整っており大変綺麗です。Wi-Fiも施設の近くでは、十分使えます。サイトの方では、場所によって入るところと入らないところがあるようですが、・・・。
一番の高台で眺めがいい場所を選び、テントを設営しました。有明海を挟んで雲仙岳が見えるようでしたが、この日は晴天ではなかったので、やや残念でした。
夕飯を食べた後、焚き火をしながらまったりするひと時が楽しみの時間です。夕方から風が強くなったため、ウインドスクリーンの向きを変えたりして風よけをしました。
この焚き火リフレクターは、すぐれもので、風よけのみならず、反射板になっていて、焚き火の温かさをさらに増してくれます。ゆらゆら揺らめく炎が無数にみえて、とてもなごみます。
お酒をいただき、夜景をながめながら、焚き火にくべる薪がなくなるまで ゆったりとした時間を夫婦二人で過ごしました。こちらの施設でも買えますが、薪は、自宅から持ってきたものです。コンテナに2つ用意してきましたが、全部燃やしてしまいました。
自宅の庭でも、好きでよく焚き火をするのですが、不要になった建材を燃やすと、パチパチといって火の粉が飛んだりします。よくズボンやジャンパーに穴をあけたりしますが、パチパチはぜるのは、建材に注入してある防腐剤などのせいだそうです。それで、庭木を剪定した時の木を乾燥させてストックしています。
今回もストックしていた薪を持ってきました。 自然木の薪は、香りもほのかにただよい、温かみのある炎になるような気がします。いつまでも焚き火を見ていられます。あまりにゆっくりしすぎて、『草枕温泉てんすい』の温泉に入りそびれてしまいました。
北エリアのサイトには、ほかのエリアよりも多くの人が入っていましたが、テントとテントのスペースが広く、周りの音などがほとんど気になりません。すぐ下に設営した人の焚き火が上から眺められて、自分の焚き火と比べたりしながら、火を楽しむことができました。
冬のキャンプということで、寒さ対策をしてテントに入りました。この日は、夜、天候が大荒れで、とても強い風、雨音を感じました。寝袋の中から、雷の音を聞きながらも、外の様子を見ることはなく眠りました。
朝起きて、天候も回復していたため、普通にコンロでお湯を沸かし、地元で購入した玉名ラーメンを作って食べました。
この日の目的地に行くため、早めにテントを片付けて早々に長崎に向かいましたが、ここ草枕は、夏目漱石の作品の舞台であることから有名で、観光名所として「草枕」にちなんだ「草枕温泉てんすい」「草枕交流館」や「前田家別邸」などみどころがあり、また今度来た時には、そちらもめぐりたいと思いました。
もう一度行きたいキャンプ場 基本情報の紹介
草枕山荘キャンプ場の基本情報
住所:〒861-5401 熊本県玉名市天水町小天505
電話番号:0968-82-4500