わが家のイヌマキの木が枯れかけたことで、原因を突き止めました。
キオビエダシャクが異常発生していて、幼虫による食害でした。
前回の記事にも取り上げました。
あれから毎日、庭木のチェックに余念がありません。しかし、わが家だけが気を付けていても仕方のないことで、異常発生している以上、町・市ぐるみで対策を講じなければならないと思います。
日向市による注意喚起
注意喚起はするけど、駆除は行政で一斉にとかはできず、各自でしてくださいとのこと。まー無理もないかとも思いますが、何とかできないものでしょうかね。
トレボンによる薬剤散布
トレボンを4000倍に希釈して散布はしました。
幼虫には、効果があります。あれから、2週間。今のところ、幼虫の発生はない模様です。
しかし、いまだに成虫は、わが家の庭や隣近所、数多く飛び交っています。毎日見つけては、捕虫網でつかまえ駆除していますが、やってられません。
効果のある薬剤
トレボン乳剤・・・4000倍に希釈して噴霧
ロックオン・・・1000倍に希釈して噴霧
アディオン乳剤・・・4000~8000倍に希釈して噴霧
どの薬剤も、幼虫に効果あり、成虫や卵には効き目がないので、幼虫のうちに上記の薬剤を噴霧して駆除。
キオビエダシャクの一生
キオビエダシャクの成虫『ガ』は、4月~12月まで、1世代を約2か月のスパンで4回ほど出現します。
キオビエダシャクは、主にイヌマキの粗皮の隙間に産卵します。
卵は、約10日で孵化します。
幼虫は、1ヶ月ほどかけて、イヌマキの葉を食べて大きくなります。幼虫は、5~6月、7~8月、9~10月、11~12月に現れ食害します。
その後、地面に浅く潜り、サナギになります。
サナギから15日ほどで成虫になります。
成虫のガは、2週間ほどの命ですが、その間、交尾と花蜜をすうために、いろいろな花に飛び交います。
キオビエダシャクは、毒があるので、鳥なども捕食せず、天敵がいないようです。
キオビエダシャクの駆除 まとめ
キオビエダシャクの駆除は、年4回現れる幼虫の時期に薬剤散布をすること。また、根元を掘り返してサナギを捕まえること。成虫を見つけて捕殺すること。に尽きると思います。
イヌマキの木の根元をちょっと掘ってみました。全部のカ所を掘ってみたわけではありませんが、サナギを見つけました。
成虫や、卵、サナギには薬剤は効きません。本当に厄介ですね。
常日頃の庭木の観察が欠かせません。
どなたさまも、ご注意ください。