渋柿で干し柿を作る!吊るし柿の作り方、意外と簡単で美味しい

渋柿で干し柿を作る! 日常
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秋、柿のシーズンですね。

連日、クマの被害のニュースが流れ、居ても立っても居られない気分です。クマも柿の木を目当てに出てきているみたいで、地元の人にとっては、大変な事態です。何とか、国が主導で増えすぎたクマを駆除してほしいものです。

柿が出回る秋、お店でよく種なし柿や富有柿を買って食べたりします。また、干し柿も購入しますが、手がかかっているだけあって結構なお値段で、そんなに食べれるものではありません。

ところが、干し柿は、意外と簡単に出来るらしいと主人の友人から聞き(教えていただき)、今年は家庭用に自分で作ってみることにしました。

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干し柿(吊るし柿)は渋柿で作る

まず干し柿にする柿ですが、どんな柿でも良いのかと思いきや、渋柿でなければできないようです。

柿の種類は、

  • 甘柿(あまがき)・・・富有柿(ふゆうがき)、次郎柿(じろうがき)、平核無(ひらたねなし)に代表され、甘みが強く果肉が柔らかい。
  • 渋柿(しぶがき)・・・幸田柿(こうだがき)、市田柿(いちだがき)、愛宕柿(あんぽがき)に代表され、渋みがあり、そのままでは食べられない。
  • 早生柿(わせがき)・・・早生富有(わせふゆう)に代表され、他の柿よりも早く収穫できるが、甘みはッやや少なめです。
  • 黒柿(くろがき)・・・果皮が黒っぽく、渋みが強い品種もある。主に加工用です。
  • さるなし柿・・・小型で果肉が柔らかく、甘みが強い。
  • 寒熟(かんじゅくがき)・・・寒冷地で育つ品種で、甘みが強く果肉がしっかりしている。

以上のような品種がありますが、干し柿にする柿は渋柿です。

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干し柿(吊るし柿)作りの準備・作り方

準備するもの

吊るし柿用の渋柿

干し柿の作り方

渋柿の皮をむく

準備した柿の皮をむきます。特にヘタの部分は、枝を残したまま、ヘタのきわまで丁寧に皮をむくのがポイントです。

ヘタのきわまで丁寧に皮をむく

柿をひもで結ぶ

紐を70~80cmくらいに切り、両端に柿のヘタを結びつけます。一つの紐に2つの柿を結びつける形です。準備した柿、すべてに紐をつけます。

柿を消毒する

鍋に水を入れ、沸騰させます。沸騰したら、ひもの部分を持って熱湯に柿を10秒ほどくぐらせます。すべての柿を熱湯消毒します。

この工程をすることにより、カビが生えにくくなります。

さらに強力なカビ対策として、焼酎を霧吹きで吹きかけておきます。(アルコールによる消毒です)

柿を吊るす

物干しざおに、柿が隣同士くっつかないように少し離してつる下げます。

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カビ対策

干す前に、柿に焼酎を霧吹きで十分吹きかけておきます。

カビを発生させないために、吊るす場所を考えます。

ベランダや庭先、軒下など、雨があたらず、風通しがよい場所、太陽の光があたる場所が最適です。

雨が降った日は、室内や雨が直接当たらない場所に移動させましょう。

室内でも構いません。扇風機などを使って時々風を通してあげましょう。

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干し柿の吊るし方

日当たりがよく、風通しの良い場所、柿同士がくっつかないようにして、軒下などに吊るします。

日当たりがよく、風通しの良い場所に干す

1週間ほどすると、柿の表面が硬くなります。そのタイミングで柿を優しく揉んであげましょう。(強く揉みすぎてつぶさないようにしましょう。)

さらに、何日か後にまた揉んであげましょう。そうすることで、渋が速く抜けて、早く甘くなるようです。

大体、2~3週間ほど干して完成です。

まとめ

今年はじめて吊るし柿を作りました。まだ完成していませんが、出来上がりがとっても楽しみです。

干して、柿の厚さが1cm前後になったら食べ頃なのだそうです。

お店に売っている干し柿は、白い粉をふいていてとてもおいしそうです。自分で作っても白い粉がふくかは条件が整わないと出ないようです。

あの白い粉は糖分が結晶化したもので、10度以下で低湿度の環境で長期間干すことが条件となるので、地域によっては白い粉を出す方が難しいかもしれません。

渋柿が簡単に手に入る方は、ご自分で作ってみてはいかがでしょう。!

家庭で作る手作りが一番です。

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