「読書感想文、何を書けばいいのかわからない…」
夏休みになると、多くの子どもたちが悩みやすい宿題のひとつが読書感想文です。
でも実は、 “書きやすい本” を選ぶだけで、感想文はかなりラクになります。
今回は、
- 感情が動きやすい
- 「自分だったら?」と考えやすい
- 心に残る場面が見つけやすい
そんな 読書感想文向き の本を、小学校の低学年・中学年・高学年に分けて紹介します。
以前紹介した
とあわせて読むと、本選びもしやすくなります。
低学年向け|読書感想文が書きやすい本5選
低学年では、
- 「かわいそう」
- 「うれしい」
- 「ドキドキした」
など、気持ちをそのまま書きやすい本がおすすめです。
読書感想文は、絵本でもOKです。児童書でなければだめということはありません。
1.『かわいそうなぞう』
つちやゆきお/作 たけべもといちろう/絵 32ページ
戦争の中で動物園のぞうたちが経験した出来事を描いた有名な作品 絵本です。
「どうしてそんなことになったの?」
「ぞうがかわいそうだった」
など、素直な気持ちを書きやすい本です。
低学年でも感情移入しやすく、 命 について考えるきっかけにもなります。
2.『おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで』
おかだだいすけ/著 40ページ
普段食べている魚が、どうやってお寿司になるのかをわかりやすく紹介した写真絵本です。
「知らなかった!」
「びっくりした!」
という感想を書きやすいので、感想文初心者にもおすすめです。
食べものへの感謝にもつながる1冊です。
3.『しっぱいにかんぱい!』
宮川ひろ/作 小泉るみ子/絵 96ページ
失敗して落ち込んだ経験がある子には、とても共感しやすい作品です。
「自分もこんなことある!」
「失敗しても大丈夫なんだ」
と、自分の経験と結びつけて書きやすいのがポイントです。
4.『けんかのたね』
ラッセル・ホーバン/作 小宮由/訳 大野八生/絵 62ページ
友だちとのけんかをテーマにしたお話です。
低学年の子どもにとって身近な内容なので、
- 自分ならどうするか
- 友だちと仲直りした経験
などを書きやすい本です。
5.『オタマジャクシのうんどうかい』
阿部夏丸/作 村上康成/絵 80ページ
楽しく読める童話で、低学年でも最後まで読みやすい作品です。
登場人物(?)たちを応援したくなるので、
- がんばること
- 友だちとの協力
について感想を書きやすいです。
中学年向け|読書感想文が書きやすい本5選
中学年になると、
- 「考えたこと」
- 「自分との違い」
- 「学んだこと」
も少しずつ書けるようになります。
6.『さよならプラスチック・ストロー』
ディー・ロミート/文 ズユェ・チェン/絵 32ページ
海の生き物とプラスチックごみ問題を扱った作品 絵本です。
環境問題をテーマにしていますが、子どもにもわかりやすく、
- 自分にできること
- ゴミについて考えたこと
などを書きやすい1冊です。
7.『じゅげむの夏』
最上一平/作 マメイケダ/絵 128ページ
夏休みらしい空気感が魅力の作品です。
読後に、
「こんな夏休みいいな」
「自分の夏休みを思い出した」
など、体験と結びつけて書きやすい本です。
8.『先生、しゅくだいわすれました』
山本悦子/作 佐藤真紀子/絵 96ページ
タイトルだけで気になってしまう子も多い人気作品です。
学校生活がテーマなので、
- 自分ならどうするか
- 宿題を忘れた経験
など、感想を書きやすいです。
笑いながら読めるので、本が苦手な子にもおすすめです。
9.『宇宙からきたかんづめ』
佐藤さとる/作 岡本順/絵 128ページ
少し不思議な世界観が楽しい物語です。
「もし自分だったら?」
と想像しながら読めるので、感想を広げやすい本です。
読書感想文で“想像したこと”を書く練習にも向いています。
10.『ネバーギブアップ!』
くすのきしげのり/作 山本孝/絵 128ページ
挑戦すること、あきらめないことの大切さを感じられる作品です。
- がんばった経験
- 失敗したこと
- 乗り越えたこと
と結びつけると、感想文が書きやすくなります。
高学年向け|読書感想文が書きやすい本5選
高学年では、
- 人間関係
- 生き方
- 心の変化
などを深く考えられる本がおすすめです。
11.『夏の庭 The Friends』
湯本香樹実/作 224ページ
「死」というテーマを扱いながらも、子どもたちの成長が丁寧に描かれた名作です。
読後にさまざまな感情が残るので、感想文にしやすい作品です。
「生きること」について考えるきっかけになります。
12.『二分間の冒険』
岡田淳/作 太田大八/絵 237ページ
冒険物語として面白く、読みやすい人気作品です。
ただの冒険ではなく、
- 勇気
- 選択
- 成長
について考えさせられるので、高学年の感想文に向いています。
13.『バッテリー』
あさのあつこ/作 佐藤真紀/絵 272ページ
野球を通して、友情やプライド、ぶつかり合いを描いた作品です。
スポーツが好きな子には特におすすめ。
- 仲間との関係
- 自分の気持ち
について深く書きやすい本です。
14.『レンタルロボット』
滝井幸代/作 三木謙次/絵 120ページ
「ロボットと人間」というテーマが面白く、考えさせられる物語です。
- 本当の優しさ
- 家族
- 人との関わり
について、自分の考えを書きやすい作品です。
15.『糸子の体重計』
いとうみく/作 佐藤真紀子/絵 256ページ
思春期の気持ちがリアルに描かれていて、高学年の子どもが共感しやすい作品です。
「見た目」
「自分らしさ」
など、身近な悩みについて考えながら読めます。
感想文でも、自分の経験と結びつけやすい1冊です。
第72回 課題図書の紹介
課題図書は、本の専門家の先生方が、新しく出版されたたくさんの本の中から、年齢に合わせて、多くの感動を得られたり、新たな知識を得られたりする本を、選んだものです。
この中から選んでもいいですね。
今年の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書は、低学年の部、中学年の部、高学年の部 それぞれ4冊の12冊です。詳しくは、第72回青少年読書感想文全国コンクールの今年の課題図書のページをご覧ください。
| 学年の部 | 書籍名 | 著者 | 出版者 |
| 低学年 | まこちゃんとコトバロボ | 村上しいこ | 佼成出版社 |
| 低学年 | なにかいいことあった? | ミーシャ・アーチャー | BL出版 |
| 低学年 | ララのまほうのことば | グレーシー・ジャン | 工学図書 |
| 低学年 | たねはいのちのおわりとはじまり | 鈴木 純 | ブロンズ新社 |
| 中学年 | まだまだここから | 宇佐美牧子 | ポプラ社 |
| 中学年 | それからぼくはひとりで歩く | アリシア・モリーナ | ほるぷ出版 |
| 中学年 | おいしいお米をつくりたい! | 谷本雄治 | 汐文社 |
| 中学年 | 宇宙でウンチ | A.ボンドー=ストーン、C.ホワイト | あすなろ書房 |
| 高学年 | ポジション! | 高田由紀子 | 岩崎書店 |
| 高学年 | リヒト! | イノウエミホコ | 文研出版 |
| 高学年 | ミシュカ | エドワルト・ファン・デ・フェンデル 、アヌッシュ・エルマン | 静山社 |
| 高学年 | キミの一歩アフリカ | 味田村太郎 | あかね書房 |
読書感想文は「書きやすい本選び」が大事!
読書感想文が苦手な子でも、
- 共感できる
- 「自分だったら?」と考えられる
- 心が動く
そんな本を選ぶと、意外とスラスラ書けることがあります。
まずは、
「この本、ちょっと気になる」
と思える1冊を選ぶことが大切です。
今年の夏休みは、ぜひお気に入りの1冊を見つけてみてくださいね。





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