朝、洗面所の鏡を見るたびに溜息が出ます。
70歳を過ぎて、シワが増えるのは自然なことだと自分に言い聞かせてはいるものの、やはり目尻や口元の深い溝を見つけると、少しでも抗いたくなるのが女心というものでしょうか。
テレビCMで流れてくる「シワ改善」という輝かしい言葉には、吸い寄せられるような魔力があります。
オージオのオールインワンジェルの宣伝を見たときもそうでした。「これ一つで、私の肌も少しはマシになるかしら」と、淡い期待を抱いて注文ボタンを押したのです。
ところが、商品が届いて数日もしないうちに、見慣れない番号から電話がかかってくるようになりました。
それが「0120964074」という番号との出会いです。
手が離せない家事の最中に鳴り響く呼び出し音に、最初は何か重要な連絡かと思いましたが、胸騒ぎがしたのは私だけではないはずです。
この記事では、0120964074からの電話の正体や、実際にシワ改善ジェルを購入した私のもとに届いた電話の内容、そしてネット上での口コミの真実を詳しくお伝えします。
しつこい勧誘にどう対処すべきか、私の実体験を交えて解説するので、同じような不安を抱えている方の助けになるはずです。
0120964074からの電話はどこから?迷惑電話と言われる口コミの正体
結論から申し上げますと、0120964074の発信元は化粧品販売を行っている「株式会社オージオ(OZIO)」です。
私のように「ビューティーオープナージェル」や「ヴィーナスプラセンタ」といった、シワ改善やエイジングケアを謳う商品を購入したことがある方のところに、ピンポイントでかかってきます。
この番号は、単なる事務連絡のために使われているわけではありません。
そのほとんどが、新しい商品の案内や、定期コースへの切り替えを勧める「営業電話」です。
ネットで口コミを調べてみると、やはり「迷惑電話」として登録している人が非常に多いことに驚かされました。
発信元は「オージオ(OZIO)」の営業・勧誘センター
0120964074は、オージオのカスタマーセンターというよりも、アウトバウンド(発信専用)の営業部隊が使用している番号のようです。
私が購入したのは、新聞広告やCMでもお馴染みの卵殻膜成分を配合したジェルでしたが、購入時に登録した電話番号がそのままリストに入っているというわけです。
企業側からすれば、一度商品を買ってくれた人は「大切なお客様」であり「見込み客」なのでしょう。しかし、私たち消費者からすれば、一度試してみたくて買っただけなのに、その後も追いかけ回されるのは、あまり気分の良いものではありません。
特に、お昼寝の時間や夕飯の支度で忙しい時間帯を狙ったかのようにかかってくるのが、この番号の特徴でもあります。
ネット上の口コミ:しつこい?それとも親切?
インターネット上の電話番号検索サイトなどで0120964074を調べてみると、散々な言われようです。
「一度断っても何度もかかってくる」「忘れた頃にまた鳴る」「定期購入の勧誘が強引」といった声が目立ちます。
中には「電話口の担当者が馴れ馴れしい」といった不快感をあらわにする書き込みも見られました。
一方で、「お肌の調子を気遣ってくれた」という好意的な意見もゼロではありませんが、それはごく少数派です。
大半の人は、自分のペースで化粧品を使いたいと考えているため、一方的にかかってくる電話に対して「迷惑だ」と感じるのが自然な反応でしょう。
私も、口コミを読んでいるうちに「ああ、私だけが困っていたわけじゃないのね」と少し安心したのを覚えています。
シワ改善ジェル購入後に0120964074から電話がかかってきた私の体験談
私が0120964074からの電話を初めて受けたのは、オージオのジェルを使い始めてちょうど2週間が経った頃でした。シワが消える魔法なんてないと分かっていても、なんとなく肌が潤う感覚に満足していた矢先のことです。
スマホの画面に表示されたフリーダイヤルを見て、一瞬、配送トラブルでもあったのかと身構えてしまいました。
恐る恐る電話に出てみると、明るくハキハキとした女性の声が聞こえてきました。
開口一番「お肌の調子はいかがでしょうか?」と尋ねられましたが、どこかマニュアル通りな印象を拭えませんでした。こちらの返事を待つ間もなく、現在行っているキャンペーンの話へと流れるように進んでいったのです。
なぜ私の番号がバレたのか?購入時の「同意」という落とし穴
そもそも、なぜ私の携帯番号を相手が知っているのか。それは、商品を購入する際の注文フォームやハガキにある「個人情報の取り扱い」に同意してしまったからです。
小さな文字で書かれた規約の中に、「関連商品やサービスのご案内を差し上げることがあります」といった一文が含まれていることがほとんどです。
70代の私にとって、あの細かな文字を隅々まで読み込むのは至難の業です。
早く商品を試したいという一心で、確認もそこそこに注文を確定させてしまったのが運の尽きでした。
通販を利用するということは、ある程度こういったリスクを背負うことなのだと、改めて思い知らされた気分です。
実際に電話に出てみた。その内容は定期コースの案内
電話の内容は、想像していた通り「定期コースへの切り替え」の勧誘でした。
私が初回限定の割引価格で購入したため、そのまま使い続けるなら定期便の方がお得ですよ、という理屈です。さらに「今ならこの美容液もセットでお付けできます」と、どんどん話が膨らんでいきます。
私は「まだ残っているので、なくなったら考えます」と丁寧に断ったのですが、相手もプロです。「皆様、なくなる前にお手元に届くように調整されているんですよ」と食い下がってきます。
最終的には「今は必要ありません」とはっきり伝えて電話を切りましたが、受話器を置いた後は、なんとも言えない疲れがどっと押し寄せてきました。
0120964074の電話を止める方法と迷惑電話への対策
一度電話に出て断ったとしても、0120964074からの連絡が完全に止まるとは限りません。
数ヶ月経つと「その後の調子はいかがですか?」と、まるで何事もなかったかのように再びかかってくることがあるからです。平穏な毎日を取り戻すためには、受け身ではなく自分から対策を講じる必要があります。
私のような年代は「せっかく電話をくれたのだから、無下にするのは失礼だ」と考えてしまいがちですが、それは大きな間違いです。
不要なものは不要、嫌なものは嫌とはっきり意思表示をすることが、お互いのためにもなるのです。ここでは、私が実践して効果があった具体的な方法を2つご紹介します。
はっきりと「もうかけないで」と伝える勇気
最も効果的なのは、電話がつながった際に「今後、一切の電話勧誘をお断りします」と断言することです。
そして重要なのは「私の電話番号をリストから削除してください」と付け加えることです。
特定商取引法という法律では、消費者が「拒否」の意思を示した場合、事業者はそれ以上の勧誘を続けてはならないと定められています。
「忙しいから」と濁すと、相手は「今はダメでも、後ならいけるかも」と期待を持たせてしまいます。
冷たいように感じるかもしれませんが、「電話での案内は不要です。必要があれば自分から連絡します」と事務的に伝えるのが一番の近道です。一度これを伝えてからは、私のスマホが0120964074で鳴ることはピタリと止まりました。
スマホの着信拒否設定を活用する
もし、電話で話すこと自体がストレスなら、スマホの機能をフル活用しましょう。
0120964074を着信拒否リストに入れるだけです。設定方法は簡単で、着信履歴にあるその番号の横にある「i」マークや詳細ボタンを押し、「この発信者を着信拒否」を選ぶだけ。これだけで、相手からの着信は履歴にすら残らなくなります。
私たちの世代は、かかってきた電話には必ず出るのがマナーだと教わってきました。
しかし、今の時代は違います。知らない番号、特にフリーダイヤルからの着信は、まずは出ずに放っておくのが正解です。
本当に大切な用事なら、必ず留守番電話にメッセージが残されるはずですから。
70代の私が考える「シワ改善」と「通販電話」の付き合い方
今回の件を通じて、改めて自分の美への執着と、通販の怖さについて考えさせられました。
シワをなんとかしたいという願いは、決して恥ずべきことではありません。いくつになっても綺麗でいたいという気持ちは、生きていく上での活力にもなります。
しかし、その弱みに付け込むような営業手法には、毅然とした態度で臨まなければなりません。
オージオの商品自体は決して悪いものではありませんでした。
ジェルを塗った後のしっとり感は心地よく、鏡を見るのが少しだけ楽しくなったのも事実です。
問題は、商品そのものではなく、売り手の強引なアプローチにあるのです。良いものを作っている自負があるのなら、どっしりと構えて待っていてほしいものですね。
宣伝文句に惑わされない!自分に合った化粧品の選び方
CMや新聞広告の「シワが消えた」「マイナス10歳肌」といった魅力的なキャッチコピーを、鵜呑みにするのはもうやめにしました。
70年も生きてくれば、化粧品一つで20代の肌に戻るはずがないことくらい、本当は分かっているはずなのです。
今の私に必要なのは、劇的な変化ではなく、肌を労わる穏やかな時間です。
これからは、電話勧誘のある大手メーカーだけでなく、近所のドラッグストアでじっくり成分を見比べたり、信頼できる友人の口コミを参考にしたりして、自分に合ったものを選んでいこうと思います。
誰かに急かされて買うのではなく、自分で納得して手に入れる。そんな当たり前のことが、心豊かな生活につながるのだと気づきました。
知らない番号には出ない。留守番電話の重要性
今回の騒動で得た最大の教訓は、「知らない番号には絶対に出ない」という鉄則です。
電話が鳴ると、つい「誰かしら?」と慌てて取ってしまいますが、その一歩を踏みとどまる勇気が大切です。
特に0120から始まる番号は、セールスか詐欺のどちらかだと思って差し支えありません。
我が家の電話は常に留守番電話設定にしています。
本当に用事がある知人なら、声を残してくれます。メッセージを確認してから、こちらが必要だと思った時だけかけ直せばいいのです。
これだけで、心臓がドキッとするような不快な電話から自分を守ることができます。シワを増やさないためには、余計なストレスを溜め込まないのが一番の美容法かもしれません。
さて、そうこうしているうちに、もうこんな時間ですね。そろそろ夕飯の準備をしてきます。



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